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ねぎりん blog

大学7年生のねぎりんがおすすめする商品のベスト5を紹介していきます。連絡先:loose_no.30@ezweb.ne.jpまで

おすすめ小説ベスト5

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第5位 新世界より / 貴志祐介

子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。
いつわりの共同体が隠しているものとは――。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!
1000年後の未来で文明が呪力という超能力に置き換わった日本を描くSFホラー作品。徹底的に管理された社会の歪なシステムを少年少女たちが知ってしまうことで物語が大きく動く。上中下と超長編なのにそれぞれの巻に大きな山がありダレることなく最後まで圧巻のスピードで物語が進む。特に下巻の速度は凄い。ハラハラが止まらず、そして最後にぐっと考えさせられる。SF、ホラー、ちょいグロ、ちょいエロ。練り上げられた世界観の中で怒涛の展開で話が進む近年のSFホラーの傑作。

第4位 天地明察 / 沖方丁

江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。ミッションは「日本独自の暦」を作ること―。碁打ちにして数学者・渋川春海の二十年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!早くも読書界沸騰!俊英にして鬼才がおくる新潮流歴史ロマン。
非常に愛しい作品。江戸時代版プロジェクトX。暦を作るという国をあげての大事業を成し遂げる渋川春海を描く作品。またこの事業は算学が非常に重要な学問であり、それにのめり込む主人公が気持ちいい。難題を解いた時に発せられる「明察!」という言葉の美しさ。主人公の尊敬する師匠に当たる人が難題を解いた主人公に対し楽しそうに「明察!」って言うシーンが非常に美しい。

第3位 夜は短し歩けよ乙女 / 森見登美彦

黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。けれど先輩の想いに気づか ない彼女は、頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。そんな2人を待ち受けるのは、個性溢れる曲者たちと珍事件の数々だった。
僕が小説を読み始めるきっかけになった本。この本で僕は森見登美彦の大ファンになった。古都・京都を舞台に冴えない大学生と黒髪の乙女の2つの視点から物語が描かれる個人的に大好きな一人称小説。天然で軽快な乙女の可愛らしい視点で進む物語と冴えない大学生のすれ違いで滑稽で阿呆な物語が巧妙に交差し一つの物語に。現代版お伽話というような作品。

第2位 海辺のカフカ / 村上春樹

「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」―15歳の誕生日がやってきたとき、僕は家を出て遠くの知らない街に行き、小さな図書館の片隅で 暮らすようになった。家を出るときに父の書斎から持ちだしたのは、現金だけじゃない。古いライター、折り畳み式のナイフ、ポケット・ライト、濃いスカイブ ルーのレヴォのサングラス。小さいころの姉と僕が二人並んでうつった写真…。
読者を選ぶ作品。僕自身最初の村上春樹作品でもある。カフカと猫好きの老人ナカタさん2つの軸で物語が動くが全く別物。だけど少しずつ交差する。村上春樹ってこういう作風なんだなって思ったのを覚えている。独特の中毒性がある文章でページがスラスラ進む。村上作品の中でも賛否ある作品のようだが、村上作品をはじめて読んだ僕はなんの違和感もなく作品に入り込めた

第1位 永遠の0 / 百田尚樹

娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ 祖父の生涯を調べていた。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。
映画も大ヒットした「永遠の0」。その原作である小説を読んだ時は感動しすぎてちょっと日常に引きずった。すごい好きな作品になったが2回目をなかなか読めずにいる。そんな作品。特攻隊というものを戦時と現代の視点から書いており、今を生きる日本人として考えさせられる。テーマとしては重たいが一読の価値は絶対にあり。